ミャンマー1日目 目に映る全てのことは…
昨日は空港の床泊で変にテンションがおかしくなってしまいましたが、私は無事です。
wifiが繋がらず、宿の場所もわからなくて困っていましたが搭乗ゲート付近でやっとwifiパスを入手でき、おおよその宿の場所を把握することもできました。
そして色々とミャンマーについて調べていたところ、どうやら最近は空港ですら日本円からミャンマーチャットに替えてもらえないとのこと?!ミャンマーのATMはクレジットカードは使えないと思った方が良いらしい。
本来なら予め日本でドルに替えておくべきだったのだ。これも、どーせ飛行機で暇だからその間に地球の歩き方見て色々調べればいいべなんて甘く考えていたのがよくなかった。
ぎりぎりのところでwifi繋がってよかった。
なんとか昆明空港で日本円→中国元→ドルへ両替し、(32000円が270ドルにしかならなかった)今ミャンマー行きの飛行機の中でこれを書いている。
中国東方航空のライトミール。この雑な感じが良い。
昨日の夜は地球の歩き方を読みながら自分の詰めの甘さ、そしてミャンマーへの興味のなさ(特に遺跡と寺に全然興味がない)に絶望し、一人飛行機の中で自分の今後とか考えて暗い気持ちになっていた。
ミャンマーって遺跡があったり、夜行バスで各地へ行ける感じがバックパッカーの定番、カンボジアに似てない?なんかシェムリアップで色々辛かったこととか(タクシーチャーター代をケチるために同乗してくれる人を探すのに苦労した)を思い出してすごいナーバスになってたんだよね。バガンの遺跡ももうアンコールワット見たし、インドネシアでもそういうの見たし、わざわざめんどい思いして遺跡見なくてよくない?みたいな。
昔の私ならお寺とか珍寺とか大好きで、わざわざ郊外のバスに乗って海外の珍寺とか見に行ったりしてたけど、なんか今このタイミングの私は一切お寺に興味が持てなくて。
(実はミャンマーは珍寺の宝庫らしいんだけど。メガネ掛けてる仏像があったりとか、もちろん地獄系もあるっぽい)
それより、なんかいい感じのものをお得に買いたい欲しかないのよ。そんなタイミングでミャンマー行きを決めるんじゃなかった!
そんな感じで昨日も絶対一人旅しないことを誓ったりしてさ。でも飛行機に乗る頃には自信を取り戻して、ミャンマー楽しんだろう!やってやろう!て気持ちになってきた!
この旅に勝ってやる!!!!
とりあえず今夜の宿も取っておいたのだが、もしバスに空きがあれば今夜から夜行バスでインレー湖へ行ってしまおう、宿はキャンセル料かかるっぽいけどシャワーとか浴びれるし1000円ケチって短いミャンマー旅程を損するのはやめておこうと決心。
結局空港は日本円からチャットへの両替ができなかったようで(ターミナルを移動すればできるというネットの情報もあったがターミナル移動の方法もざっと空港を見渡した感じ謎だったし不安な人はドルに替えてからミャンマーへ行くが吉)まじでドルに替えといてよかった!270ドルは30000チャットぐらいになった。ということで、今回は1000チャット100円として換算して考える。
できれば買い付けもしたいし、今回は遺跡めぐり等にタクシーチャーター代や入場料、郊外までの移動費もかかると考え3万円で足りるか不安なのでなるべくケチるとする。
だから空港からもバスで移動したかったのだがバス停がよくわからず、探すのも面倒だったので空港タクシーに乗ることに。
私が宿をとったのはヤンゴンのダウンタウンにあるチャイナタウン付近のゲストハウスだ。ここまで800円で行けた。
タクシーの運転手は英語が話せて、色々親切に教えてくれる。
で、何枚かの写真やポストカードを見せてきて嫌な予感がする。案の定、私はツアーの案内ができると営業してくるではないか!
今までの経験上、そういう人は怪しいので構えたが、彼は良心的な金額を提示してくれ、最初は宿で待ってるからとか言われたのだが最終的には「ま、必要だったら呼んでくれや」程度の営業になったのでよかった。
私が今夜の事情を説明すると、バスターミナルは空港から近いからとりあえずバスターミナル寄って空席あるか見てみる?と提案してくれたがとりあえず宿に行きたい旨を伝えた。
空港タクシーがあったり、空港タクシーのスタッフやこの運転手も英語が通じたり、かなり旅がスムーズで嬉しい。インドも英語が通じる人はいるが、英語ができる人はたいてい怪しい人なので身構える必要がある。
だが、このタクシーに乗りながらタクシーの運転手と話してみて、車窓から見える景色を見ていて、ミャンマーってもしかして最高な国なんじゃない?!って思い始める、、、
なんなの?地球の歩き方もインターネットも全然そんなこと教えてくれなかったじゃん!!
街の人々の服装も良いし、タナカと言われるものを顔に塗っている感じとかも異国に来た!って感じがしてよい。あとクルンとした何書いてあるか全くわからない文字も可愛くてよい!で、しかも人も優しいときた!ツーリストへの対応もマル!あとはご飯が美味しけりゃパーフェクト!インドの上位互換じゃん。
鳩おばさん
宿に着き、まだバスに空きがあれば今夜の夜行バスに乗りたいという事情を説明。宿のオーナーはみんなパーフェクトに英語が通じてかなり快適だ。
今夜はインレー湖へ行こうと思っていたが、インレー湖行きのバスは18時発、今はすでに16時ということでインレー湖行きはやめ、20時発のバガン行きにすることに。
そしたらここの宿の人はヤンゴン→バガン行きのバスを予約してくれるだけでなく、バガン→インレー湖、インレー湖→ヤンゴンのバスも全部予約してくれた!
しかも、今夜の宿はキャンセルしてその代わり24日に泊まることも快諾してくれた。何でもフレキシブルに対応するよってさ。今改めて書いてみてその優しさに泣きそうになってるよ私。
ヤンゴン市内からバス停までは一時間以上かかり、タクシーだと1000円、乗り合いタクシーだと100円?(曖昧)と言われたので乗り合いタクシーにすると言うと乗り合いタクシーの乗り方も丁寧に説明してくれた。まじで優しい。
んで、その乗り合いタクシーがいる場所まで20分程度街中を歩いてみたんですけどね、やはり私の勘は当たっちゃってるみたいですね、ミャンマーは最高な雰囲気がびしびしする!!これ、多分私が好きそうな雑貨もみつかる!っていうかちょっと見つけた!!めちゃ雑多な感じなのでカセットテープ屋を探すのはかなり大変そうだけど、でも町歩きも楽しそうだ。
結局、乗り合いタクシーはなかなか現れず、バスがかなりいたのでひたすら「オーミンガラー(バスターミナルの名前)」を連呼、みんな私の終わっている発音を理解してくれず、ノーって感じだったのだが、とあるバスの呼び込みをしている青年が少し時間を置いてから私の終わっている発音を推測して目的地に着くバスを教えてくれた!それはさっき首を横に振られたバスであったが、必死にオーミンガラーに行くかを確認、多分行くっぽいので乗り込む!やりー!
バスは乗ったあと、呼び込みする人にお金を渡す仕組み。いくらかわからないしとりあえず立っていると、「どうぞこちらに!」と日本語が聞こえてくる!なんと、ピアスをあけて髪もツンツンに立てちゃってるイケイケな青年が日本語で私に席をすすめてくれたではないか!親切〜!まわりの人も、オーミンガラーに行きたいのよね、うんうんみたいな感じで優しさに包まれている状態になる。んで、お金は20円払えばいいということも教えてもらい、結果的に一番コストのかからない方法でバスターミナルまで行くことに成功した!ラッキー!!
異国の地に踏み入れる前のあの不安は何だったのか、やはりまだ全然不安だけど頑張れそう、なんて思っていたらこのバス、日本製なのね。ミャンマー国内で走っている車やバスは日本で使われなくなったものを再利用しているものが多いとは歩き方に書いてあったがその通りのようだ。
日本語の文字表記が車内にそのまま残っていた。
人が多すぎてかろうじて撮れた写真。
赤塚不二夫先生も見守ってくれている
ミャンマーの人々の優しさに包まれながら、日本の昔のバスに揺られてなんとも言い表し難い気持ちになる。
この後もっと混んだ
因みに、ミャンマーのバスはアナウンスも電光掲示板も、バス停すらないような状態なのでひたすら周りの人を巻き込んで自分のおりたい場所をアピールするが吉です!
一応自分でもGPSで位置確認していたが、かなり混んでいるのにわざわざこちらまで来て、降りる時にここだよって教えてくれる人がいたり、降りた後もあっちをまっすぐだよって教えてくれる人がいたりして本当にミャンマーの人たち親切!あ、また書いて泣きそうになってきちゃった、、、
バスターミナルは想像していたものとは全く違う。言われなきゃバスターミナルってわかんないような場所で驚く。事前にバスターミナルで適当なチケット買わなくてよかった、、
そして着いたと同時に嵐が来てしまいかなりの突風&大雨でしばしミャンマー人たちと雨宿り。
どガーン!という雷の後にバシーっと停電してかっこよかった。
ミャンマーでは停電は日常茶飯事のようだ。お腹が減ったので大雨の中ご飯やへ移動。ミャンマー初食事を決め込む!
先日高田馬場のミャンマー料理で事前知識は得ていたのだが、やはりミャンマー料理は結構美味しい!辛いのもあるのだろうが、辛くない料理は全く辛くなくて一安心。
チキンカレーのようなものを頼んだらなんか色々付いてきた。トータル230円
これで決定しましたね、ミャンマーはかなり良い国ですよこれ。物価の安さも最高!調子に乗って買い物しすぎなきゃ、3万円で4泊5日いけそうだな!
そして自分が予約したバス会社の待合室に移動すると、日本人らしき女の子を発見。でもヘナタトゥーしてるし違う国籍かも?と思い英語で話しかけると、私と同い年の日本人だった!仕事辞めて4ヶ月という短期で世界一周しているらしい!この旅で初めて日本人に遭遇。
バスもVIPバスにしただけあって飛行機より快適だし、行き先をとりあえずバガンにしてよかったーと一安心したのだった!
因みにヤンゴンは中国語で仰光と書く。これだけでもかなり良い場所って感じしない?中国のチェックインカウンターでこれに気がついてからモチベーションが急に上がってしまった。