光と音の好好好

愛しいものに光を

スリランカ7日目 決められた星

スリランカ2日目の日に泊まったゲストハウス、マンゴーハウスのカウンダさんと合流。

今日は東洋占星術を受けて自分の身に付けるべき石を判定してもらうのだ。
スリランカは結婚も占いで決める。東洋占星術は一度鑑定してもらえれば人生の大まかな流れがわかるのでお得だ。ジュエリーショップでやるので気に入ったものがあればアクセサリーも買う気で挑んだ。

 

西洋占星術は太陽(垂直)の位置から星座を割り出すので私は蟹座だが、東洋占星術だと水平線上にある星座で占うらしい。(意訳)あらかじめ生まれた場所、生年月日出生時間を伝えてあった。それによると私は天秤座だそうだ。


まあ半分くらい自分自身の占いと合致、残りの半分はピンとこなかったことと当たってほしくないようなことだった。ていうか7割ぐらいはよくわかんなかったかな?まあ占い自体に興味があるので勉強にはなった。

 

ジュエリーは好みのものがなく、占いで判定された私が持つと良い石はホワイトサファイア、イエローサファイア、ルビーだった。(それぞれ付ける手の左右の指示、時期の指定もあるが割愛)
ルビーは持っているし、イエローサファイアとホワイトサファイアはちょっときらきらしすぎているなーということでナワラトゥナがないか聞いてみると出してもらえた。

 

ナワラトゥナはスリランカのお守りみたいなもので、パール、ルビー、エメラルド、ブルーサファイア、サンゴ、キャッツアイ、ダイヤモンド、シナモンストーン、イエローサファイアという計9つの石を身につけることで自分の生まれもった運勢を変えることができるとされているものだ。

 

これもこの店にあるデザインは私好みではなかったのでオーダーするといくらになるかを尋ねた。

 

まあ高くでできないんだろうなと最初から諦めていたのだが、9つの石と加工費込みでまさかの一万円程度だった。しかも明日には出来るという!石の大きさで値段は高くなるが、私はさりげないくらいがよかったので一番小さいものを選んだ。

 

とはいえ、急に9つの石を用いてデザイン考えろって言われたって難しくない?でも明日もうフライトだから無理にでも今考えなきゃいけない。ネットが繋がればデザインをパクったりできたと思うが店のwifiは脆弱すぎて使えなかった。9つの石を使う時点でシンプルにはならないから、なるべくデザインはシンプルを心がけて5分で考えた案を提出。明日また取りに行く約束をして店を後にした。めっちゃ手汗かいた。もうわけわかんない。

 

実は書いていなかったがこの旅で既にジュエリーは入手しており3つ目だ。もちろん日本で買うよりかなり安い!めっちゃ貧乏旅だったが使うところには使ってたんですよふふふふ

 


そしてこの店に向かう道中、カウンダさんにスリランカの結婚や恋愛事情を聞けたのが面白かった。

 

スリランカは婚前交渉なし。結婚を占いで決めるのは仏教徒らしい。付き合っている時のデートは公園とか映画館とか必ず外で、こっそり会うって感じ。手を繋いだりキスぐらいはするらしい。でも処女じゃない女性は結婚できないのでそこは頑なに守るらしい。大抵は学生時代から何年も付き合った後、男性が女性の家に行き、家族と会って親公認のカップルになったら彼女の家に出入りできるようになるらしい。早ければ女性は20ぐらいで結婚するが、年の差婚も全然あるようだ。


結婚する前はもちろんデートしかしていないわけで、結婚したらそりゃー問題は色々出てくるようだが基本的に離婚は殆どない。そういうわけで、男も女も結婚する気がないのにただ付き合うとかはありえないらしい。結婚する気がないならお別れしましょう、それが当たり前のようだ。

 

私は自由恋愛って素晴らしいと思っていて、自分自身かなり若い頃から恋愛観は変わっていなかった。結婚したら何十年もその人と一緒にいなきゃいけないし子供も育てなきゃいけなくなるわけだし、29歳までは色んな人と付き合ったり色んな場所に行ったり遊びまくりたい。早く結婚するなんて死んでもありえない!と思っていた。


でもまあ、今自分が28歳になろうとしていて予定していた29歳という数字が近づいてきてある程度人生経験を積んで落ち着いたというのもあるのかもしれないが、お見合い結婚とかでその人と一生添い遂げるっていう縛りがあるのも面白いのかもしれないとも思った。


東洋占星術の考え方もそうなんだけど、生まれた時誰もが平等じゃなくて、人それぞれ決められた運命がある。それを踏まえた上で自分にとってのよい人生を送るようにするためにはどうしたらいいか考えるっていう感じ。

いや、どうなんだろ、夢見てる人も好きかも。これは考えると長くなりそうだからやっぱりやめ!


今日泊まるホテルはアーユルヴェーダの老舗で、コロンボから車で一時間以上かかるような何もない、ただ海がある! そんな場所に位置している。
普通は1週間以上かけて不調を整えていくのだが、そんな余裕はないので一日だけかじることにした。ヨガとアーユルヴェーダと三食つきで13000円。アリでしょ!


夜のヨガに参加したときもまだスリランカ人がむかつくことや、ヨガから想起されて過去にむかついて今でも許せないことなども思い出し、占いやカウンダさんに言われたことも混ざって頭の中でぐるぐるしていた。

何かを得るために何かを犠牲にすることに慣れてしまっていたけれど、そうじゃないのかもなーと思い始める。もっと前面に自分の欲しいものだけ、自分の許せるものだけを享受していく方法を考えるのもアリなのかもしれない。とりあえず今の生活をしていたままじゃ、ここに来ている人たちみたいに、アーユルヴェーダのホテルに二週間泊まるなんてできないんだろうなとも思った。

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夜ご飯はビュッフェ形式だったが色んな種類のサラダやカレーがあって私にとってはとてもよかった。日本人の女性がいたので一緒にスリランカ最後の夜ご飯を食べることもできた。彼女は重い病気でもう何回もスリランカにきてアーユルヴェーダを受けているらしい。ここは私みたいなのが来るところじゃないのかもなーなんてのも思ったり、そんな何回も来られるぐらい金を稼げるような環境にいくこともよいのかもなと思ったり。


神様はいつも応援してくれるから、頑張る私をバックアップしてくれるけど、自分で人生は決められるしこのままでも大丈夫だけど、それを捨てたとき、もっと良い選択肢が現れるのだとしたら、、、、?なんてね。