光と音の好好好

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スリランカ3日目 遺跡へ行くか行かないか

ミャンマーの時もかなり迷った結果郊外までバスで移動して遺跡を見に行ったのだが、スリランカでもわざわざそれをする必要があるのか決めかねていた。
 
スリランカ と画像検索すると巨大な岩の写真ばかりが出てくるのだが、これがスリランカ最大の見どころ、シーギリヤロックというものだ。
かつて王の息子が父を殺して王座に就き、この巨岩の上に自分の城を建立したというエピソードがあるが、それより前からここは僧侶たちの修行場だったらしい。
 
遺跡、全然興味ないんだよねーー。しかもニゴンボからトータル六時間ぐらいかかるしバスも二回乗り継がなきゃいけない。更には入場料で五千円ぐらいとられる。大変な思いをして行って、大金払う価値はあるのか、、、?
でもスリランカに来てシーギリヤロック見なかったら何しに行ったの?とか言われないか、、、?
そんな感じで迷っていたら、ゲストハウスに来た日本人女性二人組(スリランカが気に入りすぎて延泊を決めたらしい)はシーギリヤロックが一番感動したと言っているじゃないか!
まあそこまで言うなら行ってみよう。千段以上あるキツイ階段登ってみようと決心。めんどくさそうなことは最初にやっておきたいので、
シーギリヤ泊→ポロンナルワ泊→キャンディ泊→コロンボ戻りというスケジュールを組んだ。
 この旅、結構たくさん時間があった筈なのに一度も連泊できなかった。毎日移動、毎日どんな汚い宿なのか、移動で騙されやしないか、常に明日が不安、過度のストレス、、、

午前中はゲストハウスで料理教室を頼んでおいた。
チキンカレー、カボチャカレー、ダルカレー、ポルサンボルの計4種類を教わった。スリランカ料理はインドカレーより油も少なめ、スパイスも少なめに感じたが風味はしっかりして自分がつくったものもとても美味しくできた。
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生のカレーリーフとランペを使うところもかなりポイントだと思う。普段日本で使っているドライのカレーリーフじゃ全然ちがう。日本では沖縄あたりでしか栽培されていないようなので、日本のカレーやさんは沖縄から取り寄せて冷凍して使っているか、プランターで育てている人もいるようだ。

そして息つく暇もなく遺跡の街まで移動だ。首都コロンボからは直通バスが出ているという情報を何かで見たが、ここニゴンボからシーギリヤまで行くにはニゴンボ→クルネーガラ→ダンブッラ→シーギリヤ とバスを2回乗り継がなければならない。そもそも私の持っていたガイドブックはバスの乗り場や乗り継ぎ方などが全く記載されておらず使い物にならなかったのだが、宿においてあったちょっと古い地球の歩き方を譲っていただくことができて助かった。筈なのに、こちらもバスの情報がかなり曖昧だった。乗ってみてわかったのだが、まともな乗り場や時刻表なんて全くないのである。バスには運転手と料金徴収係が乗り込んでおり、徴収係がひたすら行き先を連呼している。それを聞き分けて乗り込むか、自分の行きたい行き先を呪文のように色んな人に唱え続ければ目的のバスに乗り込むことができる。バスはメジャーな行き先であれば結構本数も多い。

 

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ネゴンボ→クルネーガラ→ダンブッラまでは順調に乗り継ぐことができた。

しかしダンブッラに着く頃にはもう日が暮れており、しかもバス停もかなり曖昧な雰囲気で、バスに乗れない雰囲気がする。
そしたらトゥクトゥクの運転手が話しかけてきて、もう次のバスは一時間半以上こないぞ、とか、ここは蚊が多くてこの前も3人死んだから危ないぞ、とか夜になると酔っ払いがたくさん出てきて危ないぞ、とか人の不安を煽るようなことばかり言ってくる。本当はこんなやつのトゥクトゥクなんか乗りたくなかったけど、協定を結んでいるのか?こいつより安い値段を言ってくるやつはいなくて諦めた。

まずこいつとの出会いがスリランカ嫌いに繋がったよね。乗り込むと俺には日本人の友達がいて〜 
ああ始まったよ、って感じ。頼むから私にその日本人の友達がいて名前がだれだれでこれが写真でこのお礼のハガキを見てくれってやるのやめてほしい。今回何回やられたかな?忘れたけど、本当にこれ嫌い。むしろ信用できなくなる。

で、テンションだだ下がって宿に到着。宿は完全に藪の中みたいなところにある掘っ建て小屋みたいな感じのところでwifiも全然使えず、周りには何にもなく、遠くまできちまったなーという感じ。開放感があればまだいいのだけど何せ藪だからね。

 

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明るいと結構いいかんじだな


んでここの宿のオヤジに今後の旅程を聞かれ、明日はここシーギリヤ→ダンブッラ→ポロンナルワ、明後日はポロンナルワ→ダンブッラ→キャンディだと伝えるとそれは時間がかかって遠いから無理だ、またうちに戻ってきて泊まった方がいいとかほざきやがる。もうやめてくれよ、、、どう考えてもこの何もないクソ田舎に戻る方が無理な旅程だろ、、更にスリランカ人が嫌いになる。

んで翌朝もこの宿をチェックアウトするときにこの宿のおばさんが、「ブッキングドットコムにいいレビューかいてね」だってさ、、、
ふざけんなよって感じ。ぜーんぶ悪気はないんだろうが、私にとってはかなり無理なんだよね。馬が合わないってやつです。
まあそんなこんなで、スリランカきっついなーと思い始めてしまった。

 

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朝ごはんのフルーツ盛り合わせはよかった